- さぶらい
- さぶらい【侍】〔動詞「さぶらふ」の連用形から〕(1)身分のある人のそばに仕えて雑用を勤める人。 おつきの人。
「み~み笠と申せ宮城野の木の下露は雨にまされり/古今(東歌)」
(2)帯刀し武芸をもって主君に仕えた者。 武士。 さむらい。 (ア)平安時代, 滝口・北面・帯刀(タチハキ)など, 天皇・上皇および皇太子の居処を警固した武士。 親王・摂関・大臣以下の家人(ケニン)にもいう。「或る所の~ども/徒然 178」(イ)中世, 幕府の御家人や将軍の一門に仕えた上級の武士。 「~の言葉は倫言にも同じ/義経記 8」
(3)「侍所(サブライドコロ)」の略。「めぐりは檜垣。 長屋一つ。 ~・小舎人所・てらだな・酒殿/宇津保(藤原君)」
(4)「下侍(シモザムライ)」に同じ。「~にまかで給ひて, 人々御酒などまゐる程/源氏(桐壺)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.